ProMEDの翻訳
Date   2009/07/17  
No.138   ProMEDメール2009-07-14
ProMEDメール2009-07-14の感染症に関連した情報を配信します。

1.サルモネラ症。ファーストフード店の22人は感染
2.ニュージーランドの麻疹。届出疾患26人。接種+は7人、原因は不明
3.韓国南忠清道の泥フェスティバルの準備イベントで子供約230人は皮膚病
4.イスラエルとパレスチナ。口蹄疫。血清A型
5.ウガンダ・アルア県とネビ県のペスト。08年は患者73人、死亡17人
6.私信。米国。インディアナ州の牛結核。鹿が保菌宿主
7.東部ウマ脳炎。米国のミズーリ州とバージニア州


1.サルモネラ症。ファーストフード店の22人は感染

PRO/EDR> Salmonellosis, serotype enteritidis - Bulgaria: (PZ), mayonnaise
http://www.promedmail.org/pls/otn/pm?an=20090714.2513
サルモネラ症。血清型エンテリティデス。ブルガリア。パザルジク。マヨネーズ。7/14。地元紙
 パザルジク町でアラブ人が経営するシュワルマ(アラビアの肉入りピタパン)ファーストフード店の22人が感染した。パザルジクの細菌学検査室が確認した。また疾患の原因がサルモネラ[エンテリカ血清型]エンテリティデスだと確認した。当初19人が救急病棟に入院し、すぐに3歳の子供など次の3人が続いた。
 「サルモネラ・エンテリティデスが汚染の原因です。発生源はパザルジクのアリババ・ファーストフード店です。被害者22人のうち11人はすでに退院し、入院を続ける人も安定です」
 パザルジクの検査室が公表した最終のデータ分析では「サルモネラは食中毒を起こす。マヨネーズソースが付いた卵で陽性」
 店はさらなる通知まで閉鎖中。この店は09年当初から4回チェックした。09/7/12、実施した最後の調査では持ち主に「衛生を改善する」と義務づけて文書は署名し「不十分である」と考えた。09年3月に実行した以前の調査では、持ち主は「マヨネーズの卵粉末」だけを使うようにいわれたが、従わなかった。


2.ニュージーランドの麻疹。届出疾患26人。接種+は7人、原因は不明

PRO/EDR> Measles - New Zealand (06): alert
http://www.promedmail.org/pls/otn/pm?an=20090714.2512
麻疹。ニュージーランド。注意警報。7/14。私信。
 09/7/14火曜11:00時、クライストチャーチの集団発生の届出疾患は26人。血清学的に確認したものは16人、さらに8人は確認待機中(2人は血液検査を拒絶した)。うち14人は男子高校1校と関連し(このうち2組は同胞同士)、また別の3人は同じクラスだった。症例の残りは市で拡大し、明らかな地理の関係はない。数名は男子高校生徒と社会的な関係がある。
 現在ここニュージーランドの学校は冬期休暇第2週で、多くの家族は町を離れて旅行にいった。他のニュージーランドの公衆衛生班も集団発生について助言され、注意警告はPacNetに置いた。太平洋諸島(特にフィジー)が冬にニュージーランド行楽客で人気がある宛先である。
 発症は09/6/4から09/7/12まで。症例は圧倒的に男性が多い(21/26)。年齢は9か月から22歳。多くは11-16歳。14人は一度も麻疹ワクチンをしたことがない。2人は部分的にワクチン接種した。7人は完全にワクチン接種はあると報告した。予防接種の有無は2人で不明。ニュージーランド以外で誕生した確認症例の20歳は現在のワクチン状況は確認できない。
 完全にワクチン接種があると報告した7人のうち2人は今まで血清学的に確認した。4人は結果待機中。ワクチン接種があるという1症例は検査を断った。この症例全員でワクチンでさらなる詳細の調査は続けたい。今まで、これら症例のワクチン接種の日付では共通性はなく、4バッチのMMRを同定した。症例3人は同じバッチからワクチンをうったが、この2人は同胞である。
 この集団発生の早期の症例から麻疹ウイルス分離株はタイピングでメルボルンのビクトリア州の感染症参照研究室(VIDRL)に送付した。
 ニュージーランドで、MMRワクチンは全国小児期ワクチンスケジュールの一部として15か月と4歳に与える。6月齢まで乳児の使用で許可できるが、全国ワクチンスケジュール[上記]の一部を除き無料ではない。


3.韓国南忠清道の泥フェスティバルの準備イベントで子供約230人は皮膚病

PRO/EDR> Dermatitis, mud festival - S. Korea: (GN), undiagnosed
http://www.promedmail.org/pls/otn/pm?an=20090714.2511
皮膚炎。泥フェスティバル。韓国。南忠清道。診断不明。地元紙
[1] 7/14。数百人は韓国の保寧市の泥フェスティバルの準備イベントで皮膚病に感染し、病院にいった。参加者1500人のうち約200人は皮膚炎で苦しむ。彼らは韓国の1市で泥風呂をしていた。
 ある症例での小学校の生徒約50人の主訴は皮膚炎だった。米国のGI[兵士]など多くの外国人観光客も皮膚炎になった。
 保寧市泥フェスティバルは、大川の土手で国際的イベントとなり、世界中の訪問者を引き付ける。町の父や母は、泥が農業のどろの田んぼよりも観光の名所のほうがもうかるとわかった。その結果、泥風呂、泥すべり台、さらに泥んこレスリングや泥刑務所の脱走など競技会もやるようになった。フェスティバルから出てくるお金は水路に沿って多くのホテルやレストランの支援に回る。市の泥フェスティバルはすべて無料である。今年は09/7/11-19に開催する。

[2] 7/12。数千人の行楽客は国西部沿岸の保寧市泥フェスティバルをニュースは無視して楽しんでいた。このニュースとは数百人の子供が準備イベントで皮膚のトラブルを起こしたである。地域健康機関は約230人の子供の皮膚炎の正確な原因を特定する必要がある。子供は09/7/4-5で準備イベントに参加した。
 泥、水、他の検体で調査中。結果は早い場合には火曜[09/7/14]にでる予定。
 「今のところ、大川流水で都心部に来る汚染水や非衛生的な環境が悪いのでしょう」と日曜[09/7/12]フェスティバル組織者。当局は泥そのものは安全で、スケジュール通りにフェスティバルは大川の海水浴場で行うという。「清潔な水を使い、衛生全部のステップを強化しています。観光客は悩む必要がありません」
 何人かの子供は依然掻痒と発疹などの症状で治療中。ほとんどは遠足の小学生である。準備イベントは忠清南道の保寧市の大川流水の堤防で起こった。この浜辺で公式の泥フェスティバルを主催する。1998年に開催、この領域で最も人気がある季節イベントの1つである。


4.イスラエルとパレスチナ。口蹄疫。血清A型

PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease - Israel, Palestinian Authority: serotype A
http://www.promedmail.org/pls/otn/pm?an=20090714.2510
口蹄疫。血清A型
[1] イスラエル。7/13。イスラエル獣医局。
 即時通知。FMD A。参照OIE8266。イスラエル。報告要約。疾患は口蹄疫。原因はFMDV。血清型はA。臨床所見は有。理由は指定疾患の新株。最初の確認は09/7/12。事件の開始日は09/2/1。報告の日付は09/7/12。診断は疑い、臨床、検査室(基礎)、研究所(高度)、剖検。報告集団発生の数か14か所(略)

[2] パレスチナ自治政府(ヨルダン川西岸)とイスラエル。結果。7/14。FMD世界参照研究室(英国パーブライトWRLFMD)。09年の分子疫学(ME)の報告
 ME報告は現在パレスチナ自治政府、ヨルダン川西岸から検体5か所で以下のデータを含む。分子塩基配列は「完了。報告の承認を待機中
 血清型はA。検体はPAT/1/2009、PAT/2/2009、PAT/5/2009、PAT/6/2009、PAT/8/2009。授受は09/6/2。(略)


5.ウガンダ・アルア県とネビ県のペスト。08年は患者73人、死亡17人

PRO/AH/EDR> Plague - Uganda: (AW, NE), 2008: RFI
http://www.promedmail.org/pls/otn/pm?an=20090714.2509
ペスト。ウガンダ。アルア県。ネビ県。08年。7/13。地元紙
 アルア県地域社会は強毒腺ペストの集団発生で警戒態勢になった。08年には17人が死亡した。健康省はアルア健康班と協力して、キャンペーンを開始した。地域社会に向け致死的病気の原因、所見、症状、予防などを教育する。
 県保健担当官は、どんな集団発生の場合でもキャンペーンは予防策になるという。「地域社会は清潔な環境を維持しましょう。特に家です。鼠はこの疾患を感染し、環境が汚いと増えます」
 担当官はこの疾患の新患は09年に県では報告していないという。アルア衛生局の08年統計を見ると人間感染症は73人、死者は17人で、この2年間では最大の数である。担当官は[うち]29人が腺ペストを確認したという。
 地域社会啓発キャンペーンはブラとロギリの疾患多発地帯で実行中。しかしロギリと接するネビ県カンゴ亜郡の周辺地域は除外できない。歴史的に腺ペストはコンゴ民主共和国、特にアルとアリワラが発祥地だという。
 担当官は、キャンペーンは猫などペットを飼う住民の教育を第一に考えるという。猫もペストに感受性がある。この症例では感染猫は病気になり、手で触れる人か世話をする人に直接ペストを感染したのではという。


6.私信。米国。インディアナ州の牛結核。鹿が保菌宿主

PRO/AH/EDR> Bovine tuberculosis - USA (10): (IN) cervid, bovine
http://www.promedmail.org/pls/otn/pm?an=20090714.2508
牛結核。米国。インディアナ州。鹿。牛。7/13。私信
 ProMEDメール 20090711.2480について。管理者の寸評「米国ミシガン州のオジロジカは保菌宿主として分類されるが、しかし、溢出性(spillover)宿主ではと現在信じる学者もいる」には驚いた。
 この声明はProMED投稿で引用したアイオワ大学のチラシから来たもので「学者」は誰かを学ぶことも興味がある。ミシガン州の集団発生の歴史は実際にはその逆である。確かに最初は鹿の感染症は牛結核によるものだと思っていた。その後の10年半で、鹿の感染症は明瞭に安定な持続的な循環があるとわかってきた。例えば http://www.michigan.gov/documents/TB_International_Review_report_final_138759_7.doc
逆に牛や他の野生生物の種から鹿への進行中の感染についての証拠は信用できない。


7.東部ウマ脳炎。米国のミズーリ州とバージニア州

PRO/AH/EDR> Eastern equine encephalitis, equine - USA (05): (MO, VA)
http://www.promedmail.org/pls/otn/pm?an=20090714.2507
東部ウマ脳炎。馬。米国。地元紙。
[1] 7/9。[ミズーリ州]ウエイン郡の馬1頭は東部ウマ脳炎で診断された。この病気はウイルスで起こり、馬は蚊で感染する。蚊はウイルスを人間に媒介し、米国疾病対策センターによるとウイルスは脳炎、昏睡、死亡を起こすこともある。このウイルスは人間では約1/3の死亡率がある。(中略)
 シールレアード動物病院の博士はウイルスで診断した馬1頭が死んだという。脳炎は馬から人間に感染はしない。(以下略)

[2] 7/13。今年[09年]、東部ウマ脳炎(EEE)のバージニア州の第一症例はバージニア州農業消費局(VDACS)で確認された。
 馬1頭はチェサピークの雌2歳の雑種荷馬で09/7/10午後遅くEEE陽性と確認された。(略)

以上7件
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